「慣れ」と「ズレ」が、いまの不調の原因かもしれません

中能登町にある個人指導塾拓杜の谷加です。

当塾では毎年行っている大学見学ツアーだけではなく、中学3年生・高校生を対象に勉強合宿も行います。

それには、あえて不慣れな場所に生徒を追い込むという目的もあります。よろしければ続きをご覧ください。

居心地のいい環境ばかりで学習していると、緊張がつきまとう本番での成果は怪しいと私は考えています。そのため、提携塾の4GAKU会メンバーとも合同で行います。当塾や私が担当している生徒さん、ご家庭から「ウチの子と同じ学校の子がいない。」という相談も多いのですが、むしろ、その方が鍛錬になるということ。そういう状況でコミュニケーションをとる意識や技術を身に付ける方が大事ですよというお話をさせていただきます。

さて、先ほども触れましたが、居心地がよい環境にばかり「慣れ」ているということは、あまりオススメできる状況じゃないかも知れません。本番の受験では、死に物狂いの緊張感に包まれ、冬場ですから体調が不十分の可能性が高く、問題も一見わからない初見ばかり。

デメリットばかりのシチュエーションに結果を出したいのであれば、デメリットのシチュエーションでこそ動けるように、思考を張り巡らせることができるように取り組むべきだと考えています。

先日も面談させていただいた時に、保護者の方にも少しキツイお話をしました。お子様がゲーム依存が強く勉強をしない。それでは、ゲームをしない工夫が必要です、端末自体を勉強時間やテスト期間は親御さんが預かったらいかがですかという私の提案に、お子様がストレスたまったら困るという不安で出来ないという保護者の返答に対してです。楽しいことや娯楽だけ充実させてしまったら、それこそ悪化するだけではないですかとお話させていただき、ご家族で約束事を決めていただく方向で話を終わりました。

今年は、当塾で思考力を高めるトレーニング(脳トレEQジム)を取り入れることを始めてから、「着眼」ということを以前より一層、意識するようになりました。意外と大人が捉えている認識、お子様が捉えている認識は全くの別物です。

インターネットでも、「お子様が勉強しない」という書き込みや、検索で当塾をご覧になられる方も多いです。それも保護者の方とお子様の認識のズレがあり、ズレが埋まらないままの状況が続いていることが多かったりします。

お子様  勉強=宿題・・・すんだら終わり(最近は答えもあるので、写せば終わり)

ご家庭   勉強=テストで悪かったところを分かるように練習や調べること

学習塾   勉強=大人が考える勉強のための手順や道具の使い方をまなぶこと

わからない設問にぶつかった時の考え方や対処を知ること

結構、上記のシチュエーションは多く、ズレを埋めることから指導を始めることが多いです。

長く、この状況が続いていたお子様は集中力が極端に弱く、考えることを諦めてしまうケースも目立ちます。

当塾では、お子様の学習指導に対し、「思考力のトレーニング」で土台を作ることをスタンダードにする方向でご家庭にお願いしております。思考力が強ければ、問題に対して粘り強く考え、達成することに喜びや快感を感じてくれるようになります。そういう状態になってこそ、勉強は機能すると言えるでしょう。当塾には思考力をトレーニングするプログラムがあります。

お子様の学習にお困りのご家族の皆様、もしかしたら原因は「慣れ」と「ギャップ」にあるかも知れません。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。